去る５月上旬、若宮八幡宮の大前に於きまして御婚儀が執り行われました。
大疫の感染拡大により結婚式や披露宴を行うことがままならない状況に、新郎新婦のお二人は大変悩んでいました。本来であれば多くのご親族ご友人をお招きしたい祝儀ですが、せめて結婚式だけでも挙げたいとの思いから、ご相談を受け挙式の段取りを行わせていただきました。
当日は晴天の中、感染予防対策を整え、ご両人ご両親ご兄弟の少人数の参列でしたが、目出度く執り行われました。おめでとうございました。
ご神前にて、妹背の契を結び固められましたご両人の末永きお幸せを、お祈り申し上げます。
三々九度盃の儀
神前結婚式は、古事記に登場するイザナギノ命、イザナミノ命、２柱（ふたはしら）の神様が初めて結ばれた神話に習い執り行われます。この２柱の神様は日本の様々な国土、そして多くの神々を産んだとして知られており、最も尊い神々として位置付けられています。
この後の神話にて、日本のご皇室の祖であるアマテラス大御神がご誕生されます。永き時代を経て令和の御代、今上陛下まで脈々と続いているのが日本のご皇室になります。
ご両家の益々のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。